PowerCMS XとJamstack

CMSにPowerCMS Xを利用し、JamstackでのWebサイト構築を実現する研究を始めました。

PowerCMS X バージョン3ではRESTful API機能が搭載され、MTMLを利用せずNext.jsなどのフレームワークを利用してフロントエンド実装を行うことが可能になりました。「PowerCMS X クラウド」を利用すれば、自社でCMSサーバーを管理する必要がなくなります。APIを利用してフォーム投稿を受け付ける機能も備わっています。Headless CMSとして利用するにはまだ不足している機能があるかもしれません。研究を進める中でプラグイン開発をしてみたいと考えています。

「なぜJamstackなのか? PowerCMS Xでは元々静的なHTMLが出力できるではないか?」という意見もあります。しかし、元々マークアップ・フロントエンドを中心に活動をしてきた私には違った景色が見えているのかもしれません。Next.jsでビルドした時「(SSG) automatically generated as static HTML + JSON」と表示されますが、そこにも答えが少し見えています。また、例えばフロントエンドの制作環境は大きく変化しているにもかかわらず、なぜ未だに管理画面にビューのコードをコピー&ペーストしなければならないのか、という疑問があります。もちろんビューをクライアントさんも編集できるというメリットもあるのでしょうが、昔ながらの制作手法をそのまま引き継いでいて本当に良いのでしょうか? あとは「Decoupling」「コンポーネント開発」「デバイスに応じた画像の配信」「表示パフォーマンス」等たくさんのキーワードが気になります。

「なぜJamstackなのか?」…答えは既にある程度掴んでいるのかもしれないですが、もっとしっかりJamstackと関連する技術について研究した上で明らかにしたいと考えています。とはいえ、どちらかが良くてどちらかがなくなる、そういう単純な結論にはならないでしょう。メリット・デメリットを比較して、プロジェクト毎に最適な技術を選択するのだろうと考えます。

ターミナルでビルドコマンドを実行した様子